新聞スクラップ
しなの鉄道に関する新聞記事などを抜粋してみました。


諏訪行き共同企画列車運行へ しなの鉄道とJR東日本

 しなの鉄道(上田市)とJR東日本長野支社(長野市)は来年1月9日、共同企画列車「ぐるっと信州ときめき号」を運行する。JR東日本の団体専用列車「ジョイフルトレインいろどり」をしなの鉄道でも走らせ、諏訪市へ向かう。来年春に御柱祭を控える諏訪大社上社本宮の参詣などを楽しむ。

 しなの鉄道小諸駅を午前7時19分に出発。JR長野駅を経由し、JR信越本線、篠ノ井線、中央東線を走って上諏訪駅で下車する。貸し切りバスに乗り換え、諏訪大社上社本宮、SUWAガラスの里、北沢美術館新館を巡る。

 帰路は上諏訪駅を午後2時22分にたち、小淵沢駅(山梨県北杜市)から別の貸し切り列車でJR小海線で小諸駅に戻る。定員130人。料金は各種運賃、昼食代、美術館の入館料込みで大人8600円、小学生以下6800円。

 申し込みは、しなの鉄道の小諸、上田、戸倉、屋代の各営業所と本社営業課、JR東日本の県内主要駅やびゅうプラザで。

2009/12/16 信濃毎日新聞


佐久で菓子、小諸で新そば… しなの鉄道「食」の旅へ

 しなの鉄道(上田市)は、佐久地方と小諸市で「食」を楽しむ日帰り旅行を企画し、参加者を募っている。菓子や新そばを味わい、イルミネーション観賞やウオーキングなどをする。収益増加や沿線の観光振興を目的に、電車のほかバス旅行も行う。

 菓子とイルミネーションをテーマにしたバス旅行「スイーツ&イルミネーションズ」は、21日午前8時半にJR長野駅前を出発し、しなの鉄道の主要駅に寄りながら佐久地方に向かう。

 商業施設「萌木の村」(山梨県北杜市)で買い物などをして、佐久市の「喫茶明正堂」で自家製のレアチーズケーキやパンプキンプディングを食べる。夕方には樫山工業(佐久市)が設置しているイルミネーションを見学する。費用は1人3900円、募集は40人。

 新そばを柱にした企画は28日に実施。イベント列車「信州信濃の蕎麦(そば)街道“新そば”まつり号」を長野−小諸間で初運行する。そば打ち体験、布引観音周辺でのウオーキング、中心市街地で買い物を楽しむ3コースを設定。各コースとも昼食に新そばが出る。列車の運行時間は、行きが長野発9時31分、帰りが小諸発14時44分。費用はコースにより1人3300円、2500円。

 問い合わせは、しなの鉄道営業課(電話0268・27・4733)へ。

2009/11/19 信濃毎日新聞


臨時列車で軽井沢バーゲンへ しなの鉄道「チャリ電」も

 しなの鉄道(上田市)は、19〜23日に軽井沢・プリンスショッピングプラザ(軽井沢町)で開かれる「軽井沢・プラチナバーゲン」に合わせ、19日に予約制の臨時列車を運行する。自転車を持ち込める臨時快速「チャリ電」も走らせ、最大2割引きになる往復切符も発売する。いずれも、しなの鉄道の利用客増加やショッピングプラザ周辺の渋滞緩和を狙った試みだ。

 150人限定の「プラチナエクスプレス」は、バーゲン初日の19日に1往復する。屋代8時33分発で、戸倉、坂城、上田、大屋、田中、小諸の各駅に停車する。料金(大人)は往復で700〜1000円。帰りは軽井沢13時27分発。飲食物のサービス、景品が当たる抽せん会などがある。

 チャリ電は予約不要で、21〜23日に上田−軽井沢間で2往復運行する。上田発が10時30分と14時50分、軽井沢発が11時33分と15時45分。「買い物だけでなく、東信地方での秋の観光を楽しんでほしい」(営業課)と利用を呼び掛ける。自転車1台当たり200円の別料金が必要。

 往復切符は乗車日から2日間有効。19日から本年度末まで、屋代高校前−小諸間の各駅で取り扱う。

 問い合わせは、しなの鉄道営業課(電話0268・27・4733)か、しなの鉄道上田駅(電話0268・22・1400)へ。

2009/11/14 信濃毎日新聞


姨捨の散策楽しんで しなの鉄道が軽井沢から直通列車

 ローカル線の旅と姨捨から望む棚田や善光寺平の絶景を楽しんで−。10、11日、しなの鉄道軽井沢駅(北佐久郡軽井沢町)から篠ノ井駅(長野市)を経由し、JR篠ノ井線姨捨駅(千曲市)まで直通列車が走る。しなの鉄道がJR東日本と協力して初めて企画した。

 10日は、直通列車が往復する。午前9時47分に軽井沢発、主要駅に停車し、同11時31分に姨捨着。車内で沿線で収穫した農産物を販売、浅間山を望む信濃追分−御代田間は徐行運転する。姨捨駅周辺の散策を楽しんでもらい、帰りは午後0時52分発。主要駅に止まり、同2時47分に軽井沢に着く。予約不要で、乗車区間の運賃を支払う。

 11日は千曲市内を巡るバスツアーを組み合わせる。午前9時47分軽井沢発で主要駅に停車。姨捨駅から戸倉上山田温泉や博物館などを訪ねる3コースがある。予約が必要で、いずれも参加費3千円。

2009/10/08 信濃毎日新聞


私鉄4社の入場券がセットに 鉄道の日を記念し発売へ

 上田電鉄(上田市)、しなの鉄道(同)、長野電鉄(長野市)、松本電鉄(松本市)が10月1日、鉄道の日(10月14日)を記念し、4社が2駅ずつ計8駅の入場券=写真=を共同で発売する。県内に本社がある私鉄全4社の入場券を初めて1セットにまとめた。

 普段より大きいサイズで絵も載せ、A4判の台紙に収めた。特徴ある駅と、歴史ブームを反映した城をテーマに、築約90年の新村駅、多くの観光客が利用する軽井沢駅、城跡に近い松代駅や上田駅などを選んだ。

 各社200〜500セットを有人駅などで販売。1セット1030円。しなの鉄道の担当者は「電車に乗って買いに来て」。

2006/09/29 信濃毎日新聞


貸自転車で足延ばして 東御・田中駅〜北国街道海野宿
 
 しなの鉄道(上田市)が、田中駅(東御市)で観光客向けのレンタサイクルを始めた。駅から直線距離約2キロの北国街道海野宿まで、気軽に自転車で足を延ばしてもらうためだ。

 しなの鉄道のレンタサイクルは屋代(千曲市)に続き2駅目。貸し出す自転車は5台で、田中駅で申し込めば1日500円で利用できる。営業時間は毎日午前8時〜午後6時。ただし、土日祝日は午前11時40分から午後1時40分までの間、貸し出し業務を休む。

 19日から貸し出しを始めたが、24日までの利用は4台にとどまるという。しなの鉄道は「軽井沢の観光客には海野宿に興味を持つ人も多い。これを機に訪れてほしい」と期待している。問い合わせは田中駅(電話0268・62・0103)へ

2009/09/25 信濃毎日新聞


JR車両で観光列車運行 しなの鉄道が屋代−軽井沢間

 しなの鉄道(上田市)は10日から3日間、屋代−軽井沢間で、観光快速列車「いろどり軽井沢号」を走らせる。JR東日本長野支社から車両を借りる初の企画。「いろどり」は、普段は団体専用列車。新幹線のグリーン車のような座席の2両、個室風に仕切りを設けた3両、横並びの座席を1列のみ設けた1両の6両編成で、今回、しなの鉄道の乗車区間代金と特別車両券500円で自由に乗れる。

 いろどり軽井沢号は臨時快速で、1日2往復する。上りは屋代9時26分発と12時24分発、下りは軽井沢10時48分発と14時38分発。

 信濃追分(軽井沢町)では15分間停車し、地元商工団体などがお茶をサービスしたり銘菓を売ったりする。このほか、浅間山近くでの徐行運転や、小諸市の住民ボランティアによる沿線観光案内、沿線地域で取れた農産物などの車内販売もある。

 問い合わせは、しなの鉄道上田駅(電話0268・22・1400)へ。

2009/08/08 信濃毎日新聞


サイクルトレイン、発進/しなの鉄道

 しなの鉄道(本社・上田市)が1日から、上田〜軽井沢駅で「サイクルトレイン(チャリ電)」の運行を始めた。車両内に自転車を持ち込むことができ、サイクリングを楽しむ人たちにとっては便利でうれしい企画だ。評判がよければ、秋の行楽シーズンも実施したいという。
 さっそく利用したのは小諸市のサイクリングクラブ「シャラク」の約25人。メンバーの一人(60)は「電車もエコ、自転車もエコ。コラボレーションしながら浅間山周辺を走って楽しめる」と大歓迎。メンバーらは小諸から乗車し、軽井沢で下車。標高900メートル超の軽井沢から標高400メートル強の上田まで下りを利用してサイクリングや街巡りを楽しみ、帰りは自転車ごとチャリ電に乗って小諸に戻った。
 9日まで「チャリ電」1号〜4号が毎日2往復する。乗車券のほかに自転車1台に200円の「チャリ券」が必要。問い合わせはしなの鉄道営業課か、各利用駅へ。

2009/08/02 朝日新聞長野版


上田−軽井沢間で初の「チャリ電」 自転車抱え電車の旅

 しなの鉄道は1日から9日間の日程で、上田−軽井沢間の車内に自転車を持ち込める臨時列車「チャリ電」の運行を始めた。貸し切りを除き、一般客を対象にするのは初めて。1日午前には小諸駅でオープニングイベントも兼ね、小諸市民らでつくる自転車クラブ「シャラク」のメンバーら20人余が自転車を抱えて乗り込み、軽井沢方面に向かった。

 北佐久郡軽井沢町の会社員(37)、は個人で上田市まで自転車で走った帰りに電車に乗った。「行きは下りが多くて楽。往復せずに済んで便利だった」と話した。シャラクの事務局は「くたびれた時にも乗れるし、雨が降ったときにも使えそう」。初日は延べ45人が利用した。

 各日とも午前午後に1往復ずつ走る。普段は自転車を折り畳んで袋に入れる必要があるが、今回は乗車券のほかに200円を払い専用のタグを付ければ、そのまま積み込める。小諸市観光協会が活性化策として同社に提案した。

2009/08/02 信濃毎日新聞


しなの鉄道:社長に浅海氏が就任 /長野

 県が出資する第三セクター「しなの鉄道」(上田市)の新社長に浅海(あさみ)猛氏(61)が就任した。22日の株主総会、取締役会を経て正式に決まり、浅海氏は「安心・安全を実現し、しなの鉄道を前進させたい」と抱負を語った。

 就任は22日付で、任期は2年。浅海氏は旧国鉄職員、JR東日本長野支社松本運輸区長などを歴任。06年6月から務めていたJRのグループ会社「長野鉄道車輌整備」の社長職は、24日に退任した。

2009/06/22 毎日新聞長野版


しなの鉄道 新社長にJR東日本出身の浅海猛氏就任

 しなの鉄道(上田市)は22日、株主総会後の取締役会で、JR東日本出身の浅海猛(あさみたけし)氏(61)=松本市=を新社長に選任した。浅海社長は記者会見で「国鉄、JR東日本時代の経験を生かし、しなの鉄道を前進させていきたい」と抱負を述べた。

 記者会見で浅海社長は「社長と社員の距離を近くし、鉄道にとって根本の安全・安心な輸送を実現したい」と話した。北陸新幹線長野−金沢間の開業に伴い分離される予定のJR信越線長野以北区間の経営主体の候補に挙がっていることについては、「今後、しなの鉄道としてどうするか−という問い掛けがあると思われるので、勉強していきたい」とした。

 浅海社長は1966年に国鉄入社。87年のJR東日本発足後、長野支社運輸部輸送課長や同部企画課長などを経て、2006年6月からJR東日本グループ会社の長野鉄道車両整備(長野市)社長を務めている。同社社長は24日付で退任する。

 しなの鉄道は、井上雅之前社長が昨年9月末に、任期途中で退任。社長が空席になっていた。

2009/06/22 信濃毎日新聞


長野−篠ノ井間 あまりに唐突な転換だ

 県がJR東日本に求めてきた長野−篠ノ井間の経営権移譲について、従来方針を転換すると明らかにした。しなの鉄道が乗り入れている現行方式の方が適当だ、というのである。

 しなの鉄道の経営てこ入れ策として田中康夫前知事が言い出して7年、村井仁知事にかわってから3年近くたっての転換である。

 いままで何のために移譲を求めてきたのだろう−。県民が抱く素朴な疑問なのではないか。

 県がまず挙げた理由が、JR長野支社にある総合指令室の機能である。事故発生時はダイヤ調整が重要になるが、高度な技術と調整力が必要で、しなの鉄道に移管しても手に余る−と。

 さらにドル箱とみていた長野−篠ノ井間でも、02年の乗客数調査を基に推計すると、人件費や維持費などで年約10億円の赤字になる。割に合わないのだという。

 これまでは再建に欠かせない区間としていただけに、虚を突かれた感じである。

 「支出を考えに入れていなかった」「いわゆる憶測の世界、入り口論だった」。県の釈明である。

 没交渉だったJR側との関係修復の過程で分かってきた事だとしても、取り組み方が甘かった、と指摘されても仕方がない。

 経営権の移譲と総合指令の機能は不可分なのか。県民の納得を得るには、さらに踏み込んだ調査と説明が必要である。

 赤字とした試算は、しなの鉄道の実績を基にしている。基礎資料も古い。判断材料として十分といえるのか、疑問を感じる人は多いのではないか。

 北陸新幹線長野−金沢間の開業予定は14年度である。伴って経営分離される信越線「長野以北」についても収支予測を示した。

 長野−妙高高原(新潟県妙高市)を、しなの鉄道が運営した場合と別会社で行う場合である。結論は、しなの鉄道による一体的な運営が有利だが赤字拡大は免れない、というものだ。施設をJRから無償譲渡されても30年間の累積赤字は27億円になるという。

 豪雪地域を走る長野以北は、維持に大きな負担が予想される。会社や地元の努力だけでは継続が困難なのは明らかだ。

 関係する新潟県と協力し、国に新たな仕組みづくりを求めることが必要になる。

 JRの全面的なバックアップも欠かせない。しなの鉄道新社長にはJRのOBが内定している。ここを出発点に、緊密な協力関係を築いてほしい。

2009/06/06 信濃毎日新聞 社説


しなの鉄道経営でも赤字 並行在来線、長野−妙高高原間

 北陸新幹線延伸に伴い経営分離される予定のJR信越線長野−妙高高原間(37・3キロ)について、県と県内沿線4市町でつくる長野以北並行在来線対策協議会は4日、第三セクターしなの鉄道が運営した場合の30年間の収支予測を初めて示した。運営を新会社が単独で引き継ぐ場合より赤字幅は縮小するが、単年度赤字が続くと推計。安定的な経営には「国などの新たな支援策が不可欠」としている。

 県庁で開いた同協議会幹事会で示した。協議会は昨年5月、新会社が運営した場合の収支予測を公表。鉄路、駅舎取得などの初期投資をした場合は単年度平均で5億7200万円余、しない場合でも同1億5800万円余の赤字が続くとした。今回はこれを基に、しなの鉄道が長野以北も運営した場合を試算した。

 81億円の初期投資をして同社が運営した場合、30年間の赤字額の平均は4億9500万円余で、新会社の単独運営より7700万円縮小。30年間の累積赤字も23億円圧縮され、148億円余となる。初期投資しない場合は平均9100万円の赤字で、新会社の運営より6700万円少なくなると推計した=表。

 しなの鉄道が長野以北も運営する場合、新会社の設立費用や予備車両の購入費が不要。このため、新会社が長野以北を単独運営する場合よりも当初費用を7300万円縮小できるとした。役員らの人件費などの削減も見込め、年間4800万円のコスト減になるとしている。

 幹事会は、来年度内をめどに長野以北の経営主体、区間、運行本数などの経営計画の基本的な枠組みをつくるため、今秋に検討委員会を発足させることを確認。県側は「収支予測の結果をもってしなの鉄道が運営すると決定したわけではない」と説明した。

 信越線長野−直江津間の今後をめぐっては、一括運営とするのか、長野、新潟両県でそれぞれ運営主体をつくるかなどの論議は進んでいない。長野県の協議会は、県境に近い妙高高原駅(妙高市)から長野駅までを収支予測の範囲とし、新潟県側は同県内の区間を中心に予測している。

2009/06/05 信濃毎日新聞


北陸新幹線:並行在来線問題 長野−篠ノ井間の譲渡求めず 県方針転換 /長野

 ◇現状のしなの鉄道乗り入れで

 14年度の北陸新幹線長野−金沢間の開通に伴う並行在来線問題で、県は4日、県や沿線4市町でつくる「長野以北並行在来線対策協議会幹事会」(会長・村井仁知事)で、JR東日本が持つ「篠ノ井−長野」間の経営権について、県が出資する第三セクター「しなの鉄道」(上田市)への譲渡を求めない方針を明らかにした。同区間は年間14億円の収入があるとされる「ドル箱」路線だが、県はこれまでの調査の結果、人件費などを含めれば逆に赤字になりかねないと判断。既にJR側や沿線市町村などに方針を伝えた。

 県はこれまで同区間について、JRに対し譲渡を含めた協議を求めていた。長野以北の並行在来線は今後、事業主体がしなの鉄道となる公算が大きい。今回の方針転換により、しなの鉄道の路線は同区間で分断されることになりそうだ。

 この経営権問題は県にとって長年の懸案だった。県はしなの鉄道が「軽井沢−長野」間の事業主体になることを主張したが、JRは「軽井沢−篠ノ井」を主張。「篠ノ井−長野」間をめぐり、JR側が譲渡に難色を示してきた経緯がある。

 02年度実績に基づく試算では、しなの鉄道の運賃収入は「軽井沢−篠ノ井」間の65・1キロで22億円。一方、「篠ノ井−長野」間はわずか9・3キロだが、年間14億円の運賃収入が得られる。

 しかし県は今回、同じ02年度実績に基づき、同区間では「人件費などを考慮すれば約10億円の赤字になる」との推計を新たに公表。車両基地などの総合車両センターや、複数路線の運行を管理する総合指令室もあることから「現状の乗り入れが適当」と判断した。

 また県によると、JR東日本から経営分離されるJR信越線「長野−妙高高原」間について、しなの鉄道の運営による収支予測は、新会社を設立した場合と比べ、累積赤字額が抑えられると試算。同社の運営で、長野以北についても円滑な運営が期待できるという。

2009/06/05 毎日新聞長野版


長野−篠ノ井間はJRで 県、方針転換

 県は4日、1997年10月の長野新幹線開業時に経営分離されなかったJR信越線長野−篠ノ井間について、しなの鉄道が乗り入れる現行方式を今後も続けることが適当とし、JR東日本に経営権見直しを求めていた従来方針を転換することを明らかにした。同区間の経営権を得た場合、名古屋や大阪方面を結ぶJR列車などとの運行調整を同鉄道が担うのは困難−といったことを理由に挙げている。

2009/06/04 信濃毎日新聞


駅を起点にウォーキング しなの鉄道沿線、初回は坂城

 しなの鉄道(上田市)は13日、同線各駅を起点に地域の観光名所などを徒歩で巡るイベント「駅〜歩き隊 しなの鉄道沿線ウォーキング」の初回を埴科郡坂城町で開く。同社と沿線の9自治体、観光協議会の共同企画。「ばら祭り」を開催中の「さかき千曲川バラ公園」などを訪ねる。公共交通の利用促進と、健康づくりを進めようと参加者を募っている。

 コースは約4キロ。坂城駅を出発し、人間国宝だった宮入行平刀匠(坂城町出身、1913−77年)の作品などを展示する「鉄の展示館」、昭和初期の建物を活用して宿場町などの史料を展示する「坂木宿ふるさと歴史館」を見学。戦国武将・村上義清の墓所に立ち寄り、同バラ公園では見ごろとなったバラの花を観賞、テクノさかき駅で解散する。同バラ公園には約1万平方メートルの敷地に約250種、約2000株のバラが植わる。参加者には地元愛好者らが作ったバラの押し花の「しおり」をプレゼントする。

 坂城駅に午前9時ごろ集合。雨天決行。参加費500円(交通費は含まない)。問い合わせは、しなの鉄道営業課へ。

2009/06/03 信濃毎日新聞


しなの鉄道、4期連続黒字 純利益2億1700万で過去最高益

 しなの鉄道(上田市)は2日、2008年度の決算を発表した。07年6月の運賃値上げ、土地売却などで、純利益は前期比58・8%増の2億1700万円。過去最高益を記録し、4期連続の黒字となった。08年度は累積赤字(03年度末で28億1100万円)の解消を目標とした第1次中期経営計画(5カ年)の最終年度だったが、累積赤字は3億7700万円残り、計画は達成できなかった。

 輸送人員は、前期比1・0%減の1044万2778人にとどまったが、運賃値上げにより旅客収入は同2・0%増の24億1400万円。「通勤定期の利用が堅調だった」(経営企画課)という。営業利益は同1・1%増の2億7100万円、経常利益は同1・7%増の1億9400万円だった。

 北佐久郡軽井沢町の軽井沢駅東側の所有地(約1万7千平方メートル)を売却する仮契約を相手方の都合で解除したことに伴う手付金、中軽井沢駅構内の土地の一部を町に売却した収入などの特別利益計約7000万円も計上した。

 古坂和俊専務は、増益は運賃改定と土地売却による一時的なもので、「本業の旅客収入の確保に努めなければならない」と説明。本年度からの第2次中期経営計画に沿って「経営体質の強化を進める」とした。

 同日開いた取締役会で、新任の取締役候補者としてJR東日本出身の浅海猛氏、長野商工会議所会頭の加藤久雄氏(非常勤)、東御市の「道の駅雷電くるみの里」駅長の唐沢光章氏(同)を決めた。浅海氏は22日の株主総会後の取締役会で社長に選任の予定。

2009/06/03 信濃毎日新聞


しなの鉄道:営業利益は5期連続で黒字達成 /長野

 しなの鉄道(上田市)は2日、08年度決算を発表した。営業利益は約2億7000万円(前年比1・1%増)、純利益は2億1700万円(同58・8%増)。営業利益は5期連続で黒字を達成した。いずれも過去最高益の経常利益、純利益でも4期連続の黒字。

 一方、08年度の輸送人員は同1%減の1044万人だったが、07年6月の運賃値上げ効果で、運賃収入は24億1400万円(同2%増)となった。運賃改定分の増収は約7000万円に上るという。同日の取締役会について、古坂和俊専務は「運賃や旅客収入を減らさず、黒字基調を維持する方針を確認した。累積損失は約3億8000万円とかなり圧縮できたが、本業でどう汗を流せるかだ」と述べた。

 一方、善光寺御開帳の効果もあり、今年4月の輸送人員は1日あたり約3万1000人と前年比1・1%増。定期以外の伸び率は同3・2%に上ったという。

2009/06/03 毎日新聞長野版


しなの鉄道:次期社長に浅海氏内定 /長野

 県出資の第三セクター、しなの鉄道(上田市)の次期社長に元JR東日本松本運輸区長の浅海猛氏(61)が内定した。08年10月から社長は空席だった。6月22日の株主総会後、取締役会で正式に決まる。29日の定例会見で村井仁知事が公表した。浅海氏は66年、旧国鉄に入社。JR東日本長野支社輸送課長、同松本運転所長などを歴任。06年6月からJR東日本系列の長野鉄道車輌整備(長野市)の社長。

2009/05/30 毎日新聞長野版


しなの鉄道社長に浅海氏 JR出身

長野県は29日、空席となっている第三セクター「しなの鉄道」(上田市)の社長に、東日本旅客鉄道(JR東日本)出身の浅海猛氏(61)が就任すると発表した。6月22日の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 北陸新幹線の長野―金沢間が開通(2014年度予定)すると、JR東日本が運行する信越本線の長野以北は並行在来線として経営分離される。しなの鉄道が運行を引き継ぐ可能性があることも考慮して、県はJR出身の浅海氏に就任を要請した。

 浅海氏は1966年国鉄入社。JR東日本では長野支社の松本運転所長や松本運輸区長を務め、2006年6月からグループ企業の長野鉄道車両整備(長野市)の社長を務めている。松本市在住。

 しなの鉄道の社長ポストは、井上雅之前社長が昨年9月末に退任してから空席になっていた。

2009/05/30 日本経済新聞


しなの鉄道社長に浅海氏、初のJR出身

 村井仁知事は29日、前社長の退任で空席となっている県出資の第三セクター、しなの鉄道(上田市)の新社長に、JR東日本出身の浅海猛(あさみ・たけし)氏(61)を内定したと発表した。JR出身の社長は1996年の設立以来初めて。6月22日の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 浅海氏は松本市在住で、1966年に国鉄入社。87年のJR東日本発足後、同社長野支社松本運輸区長などを経て、2006年からグループ会社の長野鉄道車両整備(長野市)社長を務めている。

 村井知事は29日の定例会見で「鉄道事業の専門知識があり、安全・安心(な運行)のノウハウを十分持っている人」との条件で、JR東日本に絞って人選を要請したと説明した。
しなの鉄道は、14年度内の北陸新幹線長野−金沢間の開業に伴い分離される予定になっているJR信越線長野以北区間の経営主体の候補にも挙がっており、知事はこの点をにらんだ起用であることも示唆した。

 しなの鉄道は前社長の井上雅之氏が昨年9月末に任期途中で退任。知事は今年の株主総会までに新社長を選任する意向を示していた。

2009/5/29 信濃毎日新聞


篠ノ井―長野間で車内冷房一時停止

 しなの鉄道(本社・上田市)は22日、車両の冷房電源設備の取り換えに伴う検査結果をJR東日本に提出していなかったことから、JR区間の篠ノ井―長野間(9・3キロ)で、該当する3編成の車内冷房を止めると発表した。6月10日までに手続きを終え、再開させたい考えだ。
 しなの鉄道によると、この3編成は04、05年度、老朽化した冷房設備を取り換えた。設備にはインバーターが組み込まれていて電気的なノイズが発生する。ノイズは基準を超えると、信号や自動列車停止装置(ATS)など運行に関連する他の機器に誤作動を及ぼすことから、一定基準以下であることが求められる。JRは取り換え後の運行に際して基準を満たす検査結果の提出を義務づけているが、しなの鉄道は他社で使われていた中古設備を使用したことから基準を満たしているとし、提出していなかったという。

2009/05/23 朝日新聞長野版


冷房一部列車で止めます しなの鉄道が手続き不備で

 しなの鉄道(上田市)は22日、車内冷房の電源設備を検査するため、冷房の使用を停止すると発表した。25日から6月10日まで、篠ノ井−長野間で、主に早朝と夕方以降の時間帯に実施する。

 しなの鉄道によると、「169系車両」4編成(1編成3両)のうち3編成の老朽化した冷房電源設備を、東京メトロから払い下げを受けて2004−05年度に取り換えた。電源設備は作動すると電磁波ノイズを発生するため、信号や踏切などに悪影響を与えないことを確認する検査が必要。検査は東京メトロが済ませてあったが、JRの篠ノ井−長野間に乗り入れているしなの鉄道は、検査データなどを示す書類をJR側に提出していなかった。

 今年4月末、車両改造の打ち合わせの際に書類提出を忘れていたことが判明。あらためて検査し、データを提出する必要に迫られ、その検査の間、冷房を止めることになった。しなの鉄道によると、冷房電源設備の電磁波ノイズが原因とみられる誤作動は、これまでに起きていない。「お客さまにはご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。

2009/05/23 信濃毎日新聞


しなの鉄道が臨時快速初運行へ 善光寺御開帳に合わせ

しなの鉄道(上田市)は、善光寺(長野市)御開帳に合わせた臨時快速「しなのGO・ZEN号」を2日から6日まで、初めて運行する。

 このうち3−5日に走る3号(午前9時18分、軽井沢発長野行き)は、1両目を「観光列車」とし、浅間山が見えるポイントでの徐行運転、御代田−上田間でのボランティアによる沿線の観光案内、軽井沢−屋代間での地元野菜などの販売を実施。3、4の両日は上田電鉄別所線の上田駅長が乗り込み、上田−屋代間でハーモニカを演奏する。

 1号(同9時3分、戸倉発長野行き)は2−6日に、2号(同10時47分、長野発戸倉行き)は3−5日に運転する。

 毎年恒例の臨時快速列車「軽井沢ミラクル・ホリデー号」も、2−6日に運行。軽井沢ミラクル号は長野−軽井沢間、ホリデー号は小諸−軽井沢間を結ぶ。

 問い合わせは、しなの鉄道営業課(電話0268・27・4733)へ。

2009/05/01 信濃毎日新聞


御開帳に合わせ記念切符 しなの鉄道の4区間

しなの鉄道(上田市)は、「善光寺御開帳記念乗車券」を初めて発売した。公共交通の利用促進と沿線の観光スポットのアピールも兼ね、善光寺(長野市)のほか、北向観音(上田市)、布引観音(小諸市)、分去れの碑(軽井沢町)の絵柄を入れた。

 乗車券は、通常と異なる厚紙製で縦3センチ、横8・8センチの「D型硬券」。戸倉、上田、小諸、信濃追分の各駅から篠ノ井駅までの4区間を、240−1230円(大人運賃のみ)で販売。券の左端に、各乗車地などにゆかりある寺や碑を表した版画調の絵柄が1カ所入っている。

 7年目に1度の御開帳にちなみ、各区間とも700枚限定。軽井沢、小諸、上田、戸倉、屋代の各駅で取り扱う。問い合わせは同社営業課(電話0268・21・4702)へ。

2009/04/22 信濃毎日新聞


輸送人員減食い止めと累積赤字解消目標 しなの鉄道

 しなの鉄道(上田市)は24日の取締役会で、2009−13年度の中期経営計画(第2次5カ年計画)を決定した。輸送人員の減少に歯止めをかけて黒字を維持し、累積損失(赤字)を解消することを経営目標に設定。乗客増に向け、自転車を電車に積み込む「サイクルトレイン」を09年度、軽井沢−小諸間で運行するなどの具体策も掲げた。

 一方で、計画は「運賃見直し」にも言及。同社は「輸送人員減に歯止めがかからない場合は、運賃値上げも視野に入る」(経営企画課)と説明している。

 同社の輸送人員は開業以来、前年度比2・6−0・7%の減少が続いている。新たな中期経営計画では、乗客の増加策として企画列車の開発や団体専用列車の営業強化を挙げた。収益力の強化では、旅行業、グッズ販売などの事業を見直し、収益性の高い事業に経営資源を集中するほか、駅などでたばこと酒類の販売も始める。

 同社の累積赤字は、07年度決算で5億9400万円余。計画では、新たに中軽井沢駅と小諸駅の駅舎を縮小してホームを短縮、空いた土地を売却する方針も示した。売却益は2億5000万円ほどを見込む。このほか、老朽化した169系の12車両は更新する。

 同鉄道は、07年度に6年ぶりの運賃値上げを実施。08年度まで4期連続で当期利益を確保する見通しだ。ただ、同社はこの日、今後も輸送人員が毎年度1%ずつ減少した場合、10年度には最終赤字に転落するとの試算も示した。古坂和俊代表取締役専務は「値上げをしなくて済むよう、何とか輸送人員減を食い止めたい」としている。

2009/03/25 信濃毎日新聞


しなの鉄道「湘南色」ラストラン、記念グッズ販売盛況

 国鉄時代からの「湘南色」に車体を塗り替えた、しなの鉄道169系電車の運転最終日の22日、北佐久郡軽井沢町の同鉄道軽井沢駅で記念グッズの販売があった。この電車で運行する臨時快速「さよならリバイバル信州号」の関連商品を目立てにした鉄道ファンらが訪れた。

 売られた商品は、同快速のヘッドマークのほか、電車の側面に付ける愛称札、行先票、運転士が使う時刻表など8種類。午前6時の発売を前に約70人が列をつくった。同駅によると、既に21日から列ができ始め、同日午後11時までに並んだ33人には整理券を配って対応した。

 1回に購入できるのは各商品1個に限ったため、再度列の後尾に並び直すファンもいた。時刻表を除く商品は午前8時ごろには売り切れた。

 町内の小学6年生は、愛称札と行先票をそれぞれデザインしたキーホルダーを小遣いで購入。「売り切れ前に買えて良かった」と話していた。

 オレンジと緑色が特徴の「湘南色」の電車の運行は、信越線軽井沢−関山間の開業120周年を記念して同鉄道とJR東日本長野支社が企画。昨年9月13日から運行してきた。最終日は軽井沢午後3時発長野行きの臨時快速で営業を終えた。

2009/03/25 信濃毎日新聞


頑張れ地域交通:信濃路・ゆらりゆられて 「千曲駅」が開業 住民ら新駅祝う /長野

 ◇住宅街に位置 1日上下76本停車

 しなの鉄道の千曲駅(千曲市)が14日、開業した。屋代駅と戸倉駅の間に設けられ、同社開業以来4番目の新駅。普通列車の上下各38本が停車する。周囲の田園風景などに配慮した駅舎は、木造平屋建て約200平方メートル。ホームは6両編成の列車に対応している。渡線橋やエレベーターなどは来年度に完成する予定だ。

2009/03/15 毎日新聞長野版


しなの鉄道の千曲駅が開業 長野

 しなの鉄道「千曲駅」が14日、千曲市寂蒔に開業し、関係者や住民ら約30人が集まり新駅のオープンを祝った。屋代−戸倉間(5キロ)のほぼ中間にある住宅街に位置し、地域活性化へ期待がかかる。

 駅周辺は住宅地が広がり、住民が開設を要望していた。駅舎は木造で、6両編成までの列車が停車可能。1日あたり上下計76本が停車し、700〜800人の利用を見込む。

 昨年の北京五輪などの影響で、特殊鋼材の需要が増加したため、上下線ホームをつなぐ橋やエレベーターの建設は開業に間に合わなかった。総事業費は約11億円で市やしなの鉄道などが負担した。市は全工事が終了後、地元住民や国、県などを招き、完工式を開く。

 この日は新駅舎を見ようと、親子連れなど大勢の客でにぎわった。坂城駅から千曲駅まで乗車した、近くの主婦(37)は「便利になると思うし、木の香りがする駅舎の雰囲気も良い」と開業を喜んでいた。

2009/03/15 産経新聞長野版


しな鉄千曲駅が開業

しなの鉄道の新駅「千曲駅」(千曲市寂蒔)が14日、開業した。開業式には、市や同社の関係者、地元住民ら数十人が参加し、新駅誕生を祝った。近藤清一郎市長は「通勤、通学などの日常の利用だけでなく、観光振興にも寄与することを期待している」とあいさつした。

 同駅は屋代駅と戸倉駅の間に位置し、木造平屋建ての造り。開業時の完成を目指していた関連設備や周辺整備は鋼材の高騰などで大幅に計画を変更。60台が収容できる予定の駐車場は20台分のスペースしか整備できておらず、駅前広場や跨線橋(こ・せん・きょう)、エレベーターの建設は来年度にずれ込んだ。

 千曲駅は、85年ごろから地元住民らが誘致運動を続け、03年に合併した千曲市の懸案事業の一つだった。1日675人の利用者を見込んでいる。

 戸倉・屋代間新駅建設促進期成同盟会会長は「なるべく多くの人に乗ってもらうよう活動していきたい」と話した。

2009/03/15 朝日新聞長野版


しなの鉄道の新駅「千曲駅」開業 戸倉−屋代の中間

 千曲市寂蒔(じゃくまく)にしなの鉄道の新駅「千曲駅」が14日、開業した。地元住民や同市の関係者ら約百人が集まり、テープカットなどで祝った。

 千曲駅は戸倉−屋代間(5・0キロ)の中間で、20年ほど前から地元住民が要望してきた。1997年10月開業のしなの鉄道では4番目の新駅。1日に上下約80本の列車が停車し、675人の利用を見込む。総事業費は約10億8500万円で、76%を市が、残りを国と県が負担した。

 駅舎で開いた式典には地元区長らが出席。近藤清一郎・千曲市長は「新駅は合併後の重要事業だった。地域発展に寄与することを期待する」とあいさつ。市長が、同駅午前10時39分発長野行き普通列車に出発進行を合図し、全員で万歳三唱した。

 同駅と屋代、戸倉の両駅までの往復切符を記念に購入した近所の主婦(71)は「上田駅にどんどん買い物に出掛けたい」と話していた。

 千曲駅とJR姨捨駅を結ぶ新設の市循環バス「東西線」も同日、運行を開始。周辺の用地買収の遅れや鋼材高騰のため、駐車場や、国道18号と駅前をつなぐ市道、駅陸橋などは10年3月までに完成する予定だ。

2009/03/14 信濃毎日新聞


頑張れ地域交通:信濃路・ゆらりゆられて しなの鉄道活性化へ、県など協議会 /長野

 ◇年度中「総合連携計画」策定

 第三セクター「しなの鉄道」を活性化させようと、同社や県など関係自治体、商工団体でつくる協議会が、16日発足した。来年度中に国の法律に基づく「総合連携計画」を策定、
国に申請し、10年度からの実施を目指す。

 上田市で開かれた設立会議では、「猫の駅長・たま」で知られる和歌山県の和歌山電鉄貴志川線などの取り組みなどが紹介された。しなの鉄道からは、貸し切り列車で駅周辺の洋菓子店20店のケーキ食べ放題付き往復切符(1500円)の販売企画や、屋代駅のコンビニ撤退跡地で店舗賃貸料を無料とする出店プランも提案された。

 出席者からは距離制運賃から脱却し単一運賃を選択肢の一つとすべきだとの意見が出た。同社は「使い勝手の良い運賃体系を考えたい」と検討する意向を示した。ラッピング車両の導入案も出され、乗客が増加している上田電鉄別所線の事例が報告された。

 会長に選ばれた古坂和俊しなの鉄道専務は「沿線や地域とどう連携するかが大事。自治体、商工団体、観光団体と連携して利用者の減少に歯止めをかけたい」と語った。
 
2009/02/17 毎日新聞長野版


しなの鉄道沿線自治体が協議会、利用者増目指し

 篠ノ井−軽井沢間を運行する第3セクター・しなの鉄道(上田市)と沿線9市町の自治体、商工団体、住民らによる「しなの鉄道活性化協議会」が16日、上田市内で設立会合を開いた。経営が厳しい鉄道などの支援を目的とした地域公共交通活性化再生法に基づく組織。利用者増につながる新事業の計画を2009年度内に作り、国の認定を目指す。

 委員は長野、上田、佐久、小諸、千曲、東御の6市、軽井沢、御代田、坂城の3町の関係者26人。会長には古坂和俊・しなの鉄道代表取締役専務を選んだ。

 会議では同鉄道側が、列車の増便や車両更新、小諸駅など老朽化した駅の改築、イベント列車の運行−など、現時点で想定する活性化事業を例示。委員からは、距離に関係ない「単一運賃」の導入や「車体を親しみやすく明るい色へ変えるべきだ」といった提案、乗り継ぎしやすいダイヤ編成の要望などが出た。

 しなの鉄道は3期連続で単年度黒字を計上しているが、輸送人員は1997年の開業以来減少傾向が続き、07年度も前期比1・0%減の1067万2000人。利用者増が大きな課題となっている。

 再生法に基づき事業計画の認定を受けると、3年間の事業費を国が2分の1補助する。県内では生活バス路線関連を中心に19の協議会が発足、9協議会が計画の認定を受けている。

2009/02/17 信濃毎日新聞


「千曲駅」来月14日開業

  しなの鉄道(本社・上田市)の戸倉―屋代駅間に建設中の新駅「千曲駅」(千曲市寂蒔)の開業日が、3月14日に決まった。

 千曲駅駅舎は木造平屋建てで、6両編成の電車が停車できる対面式のホームがある。ホームの連絡通路には、車いすに対応できるエレベーター2基を設置。すべての普通列車(上下線各38本)が停車し、1日の乗降客は約670人と見込まれる。

 駅は、2008年7月着工で、総工費は約4億5000万円。千曲市が約3億円を負担した。

2009/02/15 読売新聞長野版


しなの鉄道:ダイヤ改正 上田駅、最終新幹線と接続 「千曲」駅も新設 /長野

 しなの鉄道は、3月14日からのダイヤ改正を発表した。上田、軽井沢両駅での長野新幹線との接続改善がメーン。上田駅では東京発の最終新幹線との接続が、上り方面のみ1年ぶりに復活する。同時に、戸倉−屋代駅間に新駅「千曲駅」を新設し、快速列車を除く上下各38本が停車する。

 保守作業の時間確保のため、08年3月の前回改正から上田駅では、最終の新幹線と、しなの鉄道が上下線とも接続しなくなった。利用者から「不便だ」との声が上がり、今回の改正につながった。

 午後11時39分上田着の最終新幹線に、しなの鉄道の同46分発小諸行きが接続。上りの小諸方面のみで最終列車からの乗り継ぎが可能になる。

2009/02/11 毎日新聞長野版


2008年の新聞スクラップ

戻る