新聞スクラップ
しなの鉄道に関する新聞記事などを抜粋してみました。


信越線沿線協:解散の検討確認 /長野

 長野、新潟両県や沿線自治体などで構成する「信越本線利用促進沿線地域活性化協議会」(会長、泉田裕彦・新潟県知事)の総会が、長野市であった。信越線の長野−直江津間は14年度末の北陸新幹線・長野−金沢間の開通に伴い、JRから経営分離されることになっており、協議会は解散を検討することを確認した。長野県は信越線の県内区間は第三セクター・しなの鉄道(本社・上田市)に移管を打診する予定。

 協議会は前身が98年に設立された。経営分離後に向けて長野では沿線4市町による対策協議会も既に設立。新潟では県出資の運営会社が既に設立され、沿線地域による準備協議会が発足している。

 総会では、今月中旬の幹事会で「並行在来線の利用促進団体が設立され、活動が重複する。効率的に取り組むには発展的な解消が必要だ」との意見が出たことを報告。来年度の総会までに方向性を決めることにした。


北陸新幹線:並行在来線、しなの鉄道に運営要請 県の対策協幹事会で確認 /長野

 14年度のJR北陸新幹線(長野−金沢)開通に伴い長野以北の並行在来線が経営分離される問題で、県は20日、対策協議会の幹事会を開いた。11年度はダイヤや駅の運営方法などを盛り込んだ経営基本計画を来年3月までに決定し、県の第三セクター、しなの鉄道(本社・上田市)に県内の信越線の運営を要請する方針を確認した。

 幹事会は、7月に国など関係機関へ支援要請し、10月には沿線住民を交えた利用促進勉強会や住民説明会を実施するという。今年度内に決定する基本計画では、運転本数は現行本数を前提とする▽妙高高原駅で「折り返し運転」を原則とする▽3両編成以下の電車はワンマン化する−−などの検討状況を中間報告した。

 既に10年度の基本スキームで示された経営収支では「運行開始から30年間で毎年平均約9000万円の赤字になる」と試算が出ており、県の担当者は「しなの鉄道が引き受けても大丈夫な経営フレームを更に検討する必要もあり、今年度は正念場だ。利用促進とともに考えていきたい」と述べた。


しなの鉄道:経常利益53%減 不動産売却、累積赤字を一掃 /長野

 しなの鉄道(本社・上田市)は9日、11年3月期決算を発表した。営業収入は前期比4・3%減の27億1300万円、経常利益は同53・7%減の8700万円の減収減益だった。一方で不動産売却による特別利益を計上し、最終損益は同8・3%増の2億400万円の黒字になり、97年10月の開業以来初めて累積赤字を一掃した。

 同社の路線の輸送人員は、観光客などの定期外乗客が減って同2・3%減の99万7900人。旅客収入も同3・5%減の22億4500万円だった。最終損益が増益になったのは、中軽井沢駅関連の不動産売却で1億2000万円の特別利益が計上されたためという。

2011/06/21 毎日新聞長野版


並行在来線対策協が検討

 2014年度の北陸新幹線長野―金沢間開業に伴い、JR東日本から経営分離される信越線について、県や長野市などでつくる「長野以北並行在来線対策協議会」は20日、長野側の運行区間は原則として、長野―妙高高原(新潟県妙高市)間の折り返し運転を検討していることを明らかにした。

 経営分離後、信越線は長野―妙高高原間を長野県側が、妙高高原―直江津(上越市)間を新潟県側が運営する。長野県側は、軽井沢―篠ノ井間で現在運行する第3セクター「しなの鉄道」が一体運営することが決まっている。

 両県は、それぞれの運行区間は妙高高原までの折り返し運転を原則とする考えだ。両区間の直通運転については両県が今月中に妙高高原―黒姫(信濃町)間で実施する利用者聞き取り調査などを踏まえて検討する。

 直通運転が減れば、県境をまたぐ行き来には妙高高原での乗り換えが必要となり、乗客の利便性が損なわれる懸念がある。ただ、新潟県内に北陸新幹線の上越駅(仮称)ができれば、在来線の利用者が減るのは確実で、県並行在来線対策室は「在来線の直通運転に、どの程度の需要があるのか調べたい」としている。

 また、協議会は、車両数を必要最小限とすることや、3両編成以下のワンマン運転化を検討する方針も打ち出した。協議会は、今年度中に詳細な「経営基本計画」を決定する。

2011年6月21日 読売新聞


並行在来線 長野−直江津間 直通運転は動向見て実施 対策協

 2014年度の北陸新幹線長野−金沢間開業に伴いJR東日本から経営分離される予定の信越線長野以北の県内沿線市町でつくる「長野以北並行在来線対策協議会」は20日、県庁で幹事会を開いた。事務局の県が、3月末に決定した「基本スキーム」に沿って運行本数は現行並みを維持し、長野−直江津(新潟県上越市)間の直通運転は利用動向を踏まえて一定程度行う−とした。

 県並行在来線対策室によると、運行本数とダイヤは現在長野−豊野(長野市)間で上り37本、下り38本の本数を前提に、延伸開業後の新幹線のダイヤを踏まえて設定する。

 基本スキームは経営区間を「長野−妙高高原(新潟県妙高市)間」と明記しており、同室は運転区間は妙高高原駅での折り返し運転が「原則」と説明。一方、現在上り16本、下り15本ある長野−直江津間の直通運転は「ある程度必要」との立場で、県境の黒姫(上水内郡信濃町)−妙高高原間で近く行う利用動向アンケートなどを踏まえ、本年度中に直通運転の本数や時間帯について新潟県側と詰めるとしている。

 基本スキームは、経営分離後の長野−妙高高原間を第三セクター、しなの鉄道(上田市)が現行区間(軽井沢−篠ノ井間)と一体運営するなどの内容。4月新設の県並行在来線対策室が開業に向けた運行体制などについて、新潟県側の会社、JR東日本と協議している。

2011/06/21 信濃毎日新聞


長野のしなの鉄道、累積赤字を初めて解消

 しなの鉄道(本社・長野県上田市)は9日、2010年度決算をまとめ、開業以来抱えてきた累積赤字を初めて解消したと発表した。一方、年間輸送人員(利用客数)は東日本大震災の影響などもあり、初めて1千万人を割り込むなど厳しい数字となった。

 累積赤字は、昨年度決算で約1億8900万円を計上したが、中軽井沢駅前などの所有地売却益(約1億4千万円)や経常利益(約8700万円)などで純利益を約2億400万円とし、赤字の解消にこぎつけた。結果、約1492万円の累積黒字となった。

 輸送人員では、利用客数の減少傾向に歯止めがかからない中、大震災の影響をうけるなど、経営上確保したいとしてきた1千万人台を割り込み、約997万9千人となった。

 震災のあった3月、定期外の利用者数は前年同期比90.6%で約1割の減。金額ベースで見ると、3月1〜10日は前年同期比100.6%と順調だったが、11〜31日では85.5%と、大きな落ち込みを示した。

 今後について、同社は「1千万人台のキープ、上積みを目指し、沿線自治体との連携のほか、企業や観光団体へのトップセールスなどを展開し、利用客増に努力していく」とした。

2011/06/10 朝日新聞長野版


しなの鉄道赤字解消 開業以来初 長野

 県の第三セクターしなの鉄道(上田市)は9日、平成23年3月期決算で開業以来初めて累積赤字を解消したと発表した。乗客数の減少で、経常利益は前年度比54%マイナスの8700万円だったが、不動産の売却で純利益が2億円あったためとしている。

 しなの鉄道は、9年10月開業。22年度の輸送人員は21年度より24万人少ない998万人で、初めて1千万人を下回った。運賃収入も22億4500万円で8千万円減った。不動産の売却益は、軽井沢町などの土地など約1億4千万円。

 県は、北陸新幹線開業に伴い、経営分離される並行在来線のJR信越線(長野−直江津)について、県内区間の運営主体をしなの鉄道とするよう検討を進めている。

2011/06/11 産経新聞長野版


しなの鉄道、累積赤字解消 10年度決算、輸送人員は1千万人割れ

 第三セクターのしなの鉄道(上田市)は9日、2010年度決算を発表した。土地売却などにより6期連続で単年度黒字を確保。多い時で113億5400万円(04年度)に上った累積赤字を解消し、1997年の開業以来初の1400万円の黒字を計上した。売上高に当たる営業収益は前期比4・3%減の27億1300万円。純利益は8・3%増の2億400万円だった。

 一方、開業以来減少を続ける輸送人員は、2・3%減の997万9065人と、初めて1千万人を割った。

 14年度の北陸新幹線長野以北延伸に伴いJRから経営分離される信越線長野−妙高高原間について、長野以北並行在来線対策協議会(会長・阿部知事)は3月、しなの鉄道が現行区間(軽井沢−篠ノ井間)と一体運営する方向性を示した「基本スキーム」を決定。累積赤字を解消したとはいえ、一体経営となればさらに厳しい経営環境になるため、利用客減に歯止めをかけることが大きな課題だ。

 発表によると、累積赤字は開業後、04年度まで年々増加。85億8千万円の特別損失を計上して赤字が膨らみ、県が新たに103億円を出資、05年度は累積赤字が大幅に縮小した。設備投資の抑制など経費節減に努め、同年度以降は単年度黒字に転換した。10年度は、北佐久郡軽井沢町のしなの鉄道中軽井沢駅改築に伴い、駅周辺の土地を1億2100万円で売却するなど不動産売却収入があり、累積赤字解消につながったという。

 10年度は、輸送人員のうち通勤・通学定期客以外の利用客が前年度比5・6%減の289万4325人と大きく減少。運賃収入は3・5%減の22億4500万円で2期連続の減少。09年の善光寺御開帳の反動や、東日本大震災などが影響した。10年度の営業利益は54・0%減の1億1900万円、経常利益は53・7%減の8700万円だった。

 浅海猛社長は同日会見し、輸送人員減少について「大きな危機感を持っている」とした上で「今後も車両の更新などに膨大な費用がかかる。より健全な経営に向け、毎日の積み重ねが必要」と述べた。

 同日開いた取締役会で、新任の取締役候補として松井利雄・同社技術センター所長、県企画部長の黒田和彦氏(非常勤)を決めた。監査役候補には八十二ディーシーカード常務の宮嶋徳一郎氏、近藤清一郎千曲市長(同)、小諸市の会社社長大西崇弘氏(同)を選んだ。いずれも22日の株主総会で選任される見通し。

2011/06/10 信濃毎日新聞


ウオーキング・サイクリングマップ しなの鉄道沿線
 
 しなの鉄道(上田市)と沿線の9市町や商工団体などでつくる「しなの鉄道活性化協議会」は、各駅周辺で楽しめるウオーキングとサイクリングのコースを紹介する無料冊子「駅からウォーキングandサイクリングマップ」を作った。乗客へのアンケートでこうした地図を望む声があったため、乗客増も期待して初めて制作。各駅や観光協会などに置いている。

 ウオーキングは18、サイクリングは8コースを掲載。それぞれ沿線自治体などが設定し、各コースには歩行、走行時間や距離、途中にある観光名所などを載せた。

 ウオーキングは、千曲市・屋代駅の「あんずの里巡り」、上田市・上田駅の「城下町寺社巡り」などを用意。同市・大屋駅から東御市の北国街道・海野宿を通り田中駅に着くなど、スタートとゴールの駅が異なるコースもある。

 サイクリングは、北佐久郡軽井沢町の軽井沢駅や中軽井沢駅周辺を周遊するコース、小諸市の小諸駅を出発し、高峰高原にある標高1975メートル地点を目指す本格的なコースなど。

 B5判32ページで3万4500部を印刷。しなの鉄道のホームページでも見ることができる。問い合わせはしなの鉄道活性化協議会事務局へ。

2011/05/10 信濃毎日新聞


しなの鉄道GWに軽井沢へ団体列車 車両見学ツアーも
 
 しなの鉄道(上田市)は大型連休に合わせ、軽井沢町のショッピングモールで使える買い物券などの乗車特典が付いた団体列車の運行や、戸倉駅構内の見学ツアーを初めて企画し、参加者を募っている。今月1日からは、しなの鉄道全駅で1日乗り降り自由なフリーきっぷも、初めて通年での取り扱いを開始。同社は、渋滞のない列車で連休を楽しんでもらい、減少を続ける利用客の増加につなげたい考えだ。

 団体列車は「いろどり軽井沢号」。5月4、5日の2日間、長野−軽井沢間で運行する。車両はJR東日本長野支社のイベント用車両「いろどり」を使い、行きが長野午前9時36分発、帰りは軽井沢午後3時44分発。料金は長野−篠ノ井間で乗車する場合は大人1人3千円で、屋代−上田間は同2200円。

 特典の買い物券は、軽井沢・プリンスショッピングプラザ(軽井沢町)で使える千円分を用意。軽井沢駅と旧軽銀座間を結ぶシャトルバスの乗車券もセットにした。団体列車を4人以上で申し込むと、さらに千円分の買い物券が付く。

 戸倉駅構内の見学ツアーは29、30日と5月1日に開催。通常は立ち入りできない留置線で、社員から車両の仕組みについて説明を受ける。写真撮影も可能。3日間とも午前10時45分に同駅に集合し、午後1時まで。料金はフリーきっぷ、弁当代など込みで大人1人5900円。

 このほか4月29、30日と5月1、3〜5日に、軽井沢−小諸間で臨時列車を上下4本ずつ運転。うち上り1本は上田発となる。問い合わせ、申し込みはしなの鉄道営業課。

 同社が3月に発表した中期経営計画(2009〜13年度)の見直し結果によると、乗客の減少が予想以上のため、12年度に最終赤字に転落する見通し。このため、経費削減とともに、運賃収入増が大きな課題になっている。

2011/04/26 信濃毎日新聞


長野以北の信越線、しなの鉄道が運営へ 新幹線開業後

 北陸新幹線金沢延伸に伴い、2014年度にもJR東日本から経営分離される信越線の長野以北の区間の枠組みを話し合う「長野以北並行在来線基本スキーム検討委員会」が17日開かれ、しなの鉄道(上田市)がこの区間を一体運営することなどを盛り込んだ基本スキームを決定した。18日から1カ月間、県民意見を募った上で、3月下旬にも正式決定する。

 基本スキームでは、JRから分離される信越線の長野―直江津(新潟県上越市)間(75キロ)のうち、長野―妙高高原(同県妙高市)間(37.3キロ)を県の経営区間とし、軽井沢―篠ノ井(長野市)間を運営するしなの鉄道が一体運営することとした。

 また、沿線の市町や地域住民による利用促進や、県による鉄道施設の保有といったしなの鉄道に対する負担軽減策を検討していくとした。

 県によると、県内区間の乗車人員は1日あたり1万4881人。今後、新幹線開業や人口減などで、さらに厳しくなることが予想される。開業後30年間で最大171億円の赤字が見込まれており、県はしなの鉄道による運営や初期投資の軽減などで安定運営につなげたい考えだ。

 委員からは「経営側は独立採算をとるつもりでやるべきだ」「沿線は豪雪地帯なので、除雪にかかる費用を配慮してほしい」などの意見や要望が出た。

 会議に出席した阿部守一知事は「地域に不可欠な足なので、取りまとめて頂いた方向性で取り組みたい」などと述べた

2011/02/18 朝日新聞長野版


並行在来線、しなの鉄道に 長野―妙高高原間枠組みまとまる

 2014年度の北陸新幹線(長野―金沢間)開業に伴い、JR東日本から経営分離される信越線(長野―直江津間)のあり方を議論する県や長野市などの「長野以北並行在来線基本スキーム(枠組み)検討委員会」は17日、県内区間の運営主体を第3セクター「しなの鉄道」とするスキーム案をまとめた。

 同案は、軽井沢―篠ノ井間を運営するしなの鉄道には、1997年の開業以来の運行実績があることを理由に挙げた。長野駅以北を単独運行する新会社を設立するよりも、同社が軽井沢―篠ノ井区間と一体的に運営した方が初期投資や運行経費を軽減できるとした。

 運営区間は、長野駅から妙高高原駅(新潟県妙高市)と明記。県内の黒姫駅までとする案も検討されたが、妙高高原駅は県境から約400メートルのため、県内から通学や通勤で利用するケースを考慮した。具体的な負担のあり方や運行方法は今後、長野、新潟両県で協議する。

 ただ、少子化が進む中、長野以北の一体運営がしなの鉄道の経営を圧迫することは確実だ。同案は、初期投資については県や沿線市町村が同社に補助金を出すように求めている。それでも、県の試算では、開業後30年間で約27億円の赤字が生じる。同案は「地域住民を中心とする主体的な取り組みによる利用拡大を目指す」と、利用者側にも努力を求めた。国やJR東日本にも新たな支援策を求めるとしている。

 同案は、意見募集などを経て、3月下旬に正式決定される。4月以降、県と沿線市町で構成する「長野以北並行在来線対策協議会」(会長=阿部知事)が、これを基により詳細な「基本計画」を策定し、14年度中の開業を目指す。

2011/02/18  読売新聞


北陸新幹線:開通後の長野以北 信越線、しなの鉄道移管−−検討委 /長野

 ◇「地元支援」を明記 運営の基本案決める

 2014年度の北陸新幹線(長野−金沢)開通に伴う長野以北の並行在来線問題で、県などの検討委員会は17日、JR東日本から経営分離される信越本線の運営について「基本スキーム案」を決めた。運営主体は県の第三セクター、しなの鉄道(本社・上田市)に移管し、運行を担当する区間は、長野から新潟県境の妙高高原までとした。しかし同区間は今後30年で100億円を超える赤字が予測され、案では、県や沿線自治体の支援の必要性を明記。「地域の足」の維持には、巨額の地元負担が大きな課題となる。

 案を受けて、県などの対策協議会が3月下旬に正式に決定し、県は来年度に具体的な経営計画を策定する。

 基本案によると、しなの鉄道が長野以北を開業する場合、JRから土地や設備を買う初期投資は約81億円。しかし、開業30年間で輸送需要が約3割落ち込み、経営収支は約27億円の赤字と予測する。初期投資の負債も利子がかさんで約120億円に増え、全体の借金は150億円近くまで膨らむと試算した。

 しかし新たな運営会社を設立して運営する場合には、30年間の経営赤字が約47億円まで増えるという。このため、案では、既に経営実績や技術があり、赤字を抑えられる同社が「ふさわしい」と結論づけた。

 さらに同社を支援するため、県や沿線の市町村、経済団体、企業に出資を求めることを明記。県は具体的な経営計画を作ってから、正式に依頼する。

 検討委のメンバーでもある、しなの鉄道の浅海猛社長は「今の段階では、引き受けるとも受けないとも言えない。経営計画を見て対応を決めたい」と話すにとどめた。県に対しては「経営の負担にならない仕組み作りが重要だ」と注文した。

 新潟県も、同県側の信越本線を運営する第三セクターが準備を進めており、長野、新潟両県とJRとの3者協議が行われる見通し。

 しなの鉄道は開業当初から赤字経営が続いたが、05年から5期連続で最終黒字を計上した。10年度は1000万円の黒字を予想している。しかし、輸送需要の減少に歯止めがかからず、新たな不採算路線を単独で抱える余力は乏しい。

 県や国、市町村にとっても、公共交通の必要性の一方で、多額の財政負担には懸念も多く、支援のあり方が今後の焦点となる。

==============

 ■ことば

 ◇長野以北の並行在来線

 2014年度に予定されている北陸新幹線(長野−金沢)の開業に伴い、並行して走る在来線の信越線(長野−直江津)の経営がJR東日本から分離され、地元自治体に委ねられる。県内の区間は長野−妙高高原または黒姫とされる。新潟県側の区間については、同県が沿線市とともに出資し、運営にあたる第三セクターを昨年11月に設立。30年で同県や自治体の公費負担が約400億円と想定されている。

2011/02/18 毎日新聞長野版


並行在来線 長野〜妙高間運営

 平成26年度の北陸新幹線長野以北開業でJR東日本から経営分離される信越線長野−直江津間の運営について、長野県の長野以北並行在来線基本スキーム検討委員会は17日、県庁で最終会合を開き、第三セクターのしなの鉄道が現在の経営区間(軽井沢−篠ノ井間)と「一体で運営することで検討を進める」とした基本スキームを決めた。経営区間は新潟県が進める運営計画と連続性を持たせるため、長野−妙高高原(新潟県)間とすることで新潟県側と協議するとしている。

 基本スキームは、住民説明会などを経て来月中に長野以北並行在来線対策協議会(会長・阿部守一知事)で正式に決定。これをもとに詳細な運行計画などを検討し、出資額などを盛り込んだ経営基本計画を来年度中に策定する。

2011/02/17 産経新聞長野版


並行在来線はしなの鉄道が運営 長野−妙高高原

長野以北の並行在来線への対応を決めた検討委員会=県庁で

 2014年度に北陸新幹線長野−金沢間が開業後、JR東日本から経営分離される並行在来線のあり方を検討する委員会は17日、県庁で最終会合を開き、信越本線長野以北の県内区間(長野−妙高高原間)は、しなの鉄道(上田市)が運営する方針を決めた。

 県の試算によると、長野以北は開業後の30年間は最低で計27億円の赤字が見込まれる。このため、国や県、沿線自治体の財政支援、利用促進策の具体化が今後の焦点だ。

 県は11年度に新設する並行在来線対策室で、詳細な運行計画や経営基本計画を策定。12年度から本格的な開業準備に入る。

 決定した基本方針は、しなの鉄道が現在運営している軽井沢−篠ノ井間と一体運営することで効率化が可能になると明記。地域住民の積極的利用なども求めた。

 しなの鉄道は今後、県が策定した経営基本計画を株主総会に諮り、運営を引き受けるかどうかを決める。県は同社の発行済み株式の75%を保有する筆頭株主。

 検討会委員でもある浅海猛社長は検討委終了後、「赤字になることが分かっている路線。財政支援の内容が決まっていない以上、現時点では何とも言えない」と述べ、引き受けに慎重な姿勢をみせた。

 検討委は学識経験者や沿線地域の代表ら約20人で構成。09年12月から計6回の会合を重ねた。

2011/02/18 中日新聞


長野以北在来線、「しなの鉄道」が妙高高原まで 検討委が基本案決定

 2014年度中の北陸新幹線長野−金沢間開業に伴い、経営分離される予定のJR信越線長野−直江津間について、長野以北並行在来線基本スキーム(枠組み)検討委員会(座長・柳沢吉保長野工専教授)は17日、経営主体を県の第三セクターしなの鉄道(上田市)とする基本スキーム案を決定した。新潟県妙高市の妙高高原駅を利用している長野県民もいるため、経営区間は「長野−妙高高原間」と設定。今後、新潟県側と協議する。

 基本スキーム案は経営主体や区間、初期投資の在り方など9項目。しなの鉄道は現在の篠ノ井−軽井沢間と、長野−妙高高原間を一体的に運営するとした。その上で、開業後30年間で最大148億円の赤字になるとの収支予測も示し、篠ノ井−軽井沢間の沿線自治体の負担増を回避する必要性を指摘。県がレールなどを保有する「上下分離方式」も検討するとした。

 同検討委の委員を務める浅海猛しなの鉄道社長はこの日、取材に「(長野以北を)引き継ぐかどうかは白紙。安定した経営ができる仕組みがないと会社として判断できない」と話した。

 同検討委を設置した長野以北並行在来線対策協議会(会長・阿部守一知事)は18日に基本スキーム案への意見公募を始め、27日以降に沿線市町で住民説明会を開催。3月中に正式決定する。来年度は新潟県やJR、しなの鉄道との協議を本格化させ、経営の基本計画づくりなど開業準備を進める。

2011/02/18 信濃毎日新聞


長野以北の並行在来線、しなの鉄道の一体運営案

 2014年度の北陸新幹線開業に伴い、長野以北の並行在来線のあり方を議論してきた長野県の基本スキーム検討委員会は17日、並行在来線となるJR信越本線について、第三セクターのしなの鉄道(上田市)が、軽井沢―篠ノ井間と一体で運営する基本スキーム案をまとめた。
地域インフラとして存続させ、単独で運営するより経費が削減できると判断した。3月末に正式決定する。

 経営区間は信越本線の直江津駅(新潟県上越市)までの接続性を重視し、「長野―妙高高原駅(新潟県妙高市)」とした。ダイヤなどは沿線住民の利便性を考慮しながら現状を基本に検討する。

 しなの鉄道が一体運営すれば、会社設立の経費や人件費、管理費などが軽減され効率的な経営ができると判断した。

 県の試算によると、単独運営した場合はJR東日本からの資産取得などの初期投資を含めて、開業後30年間の収支は171億円の赤字になる。一体運営であれば赤字は148億円、初期投資がなければ27億円程度まで圧縮できるという。

 検討委は利用促進についても議論した。沿線人口の減少などで利用者が減るため、輸送密度は45年には05年比で約4割減の1日3144人と試算された。

 存続に向けて、周辺住民が主体的に鉄道に関わり、生活の足としてだけでなく、観光資源としても活用するアイデアが盛り込まれた。

 基本スキーム案が正式決定されれば、11年度に詳細な収支見込みや運行計画を検討し、出資や投資をまとめた経営基本計画を策定する。

 委員会で阿部守一知事は「どうやって維持していくのか地元の熱意とやる気に期待する。
 国にも必要なことは求めていく」と語った。

 しなの鉄道は人件費削減などの経営改革で05年度から黒字となっているが、人口減の中で利用者の維持や黒字の維持が課題となっている。赤字が予測される長野以北との一体経営が新たな負担となる懸念がある。

2011/02/18 日本経済新聞


長野以北在来線は「しなの鉄道運営」 検討委が素案

 2014年度の北陸新幹線長野−金沢間開業に伴い、JR東日本から経営分離される予定の信越線長野−直江津間の運営の在り方を議論する長野以北並行在来線基本スキーム(枠組み)検討委員会は14日、県庁で第5回会合を開いた。事務局の県は長野以北の県内区間について、運営主体を第三セクターしなの鉄道(本社・上田市、軽井沢−篠ノ井間)とし、同社が現在の経営区間と一体的に運営することで検討を進める−との基本スキーム素案を公表した。

 素案ではしなの鉄道とする理由に、1997年の開業以来の運行実績や、長野以北を単独運営する会社を新たに設立するより初期投資や運行経費が削減できることを挙げた。乗客の減少といった厳しい経営環境を踏まえ「(しなの鉄道が)長野以北を引き受けることで一層厳しい経営にならないような仕組みづくりを検討する」とした。

 県内には妙高高原駅(新潟県妙高市)を最寄り駅とする地区もあるため、経営区間は「長野−黒姫間または長野−妙高高原間」と記載。新潟県側と話し合って決定する必要があるとした。県交通政策課はまた、「鉄道での存続を前提に協議する」と説明した。

 新潟県側は昨年11月、経営分離される同県内の信越線と北陸線を運営する三セクを設立。
長野県側は検討委設置主体の長野以北並行在来線対策協議会(会長・阿部知事)で年度内にスキームを決定し、新潟県やしなの鉄道、JR東などとの本格協議に着手する方針だ。

 検討委委員の浅海猛しなの鉄道社長は、取材に「まだ検討段階。安定した経営ができる態勢やルールを構築していただけるかどうかを見て判断したい」と述べた。

2011/01/15 信濃毎日新聞


2種類の車両を乗り継ぐツアー 26日に上田駅を出発

 しなの鉄道(上田市)は今月26日、緑とオレンジの「湘南色」で知られる同社の169系車両と長野電鉄(長野市)の2000系車両D編成を屋代駅(千曲市)で乗り継ぐツアーを実施する。存廃問題が浮上している長電屋代線の利用増を狙い、普段は屋代線を走らない2000系との「共演」を企画した。

 午前11時半、上田駅を湘南色車両の団体専用列車で出発。屋代駅に到着後、湘南色と2000系を並べ、撮影時間を設ける。須坂駅まで2000系車両の旅を楽しみ、特急「ゆけむり」に乗り換えて午後2時15分に長野駅に到着、解散となる。途中、15分ほど停車する屋代線信濃川田駅でも写真撮影を楽しめる。

 2000系は3両編成。長電は2編成を運行しており、D編成は赤とクリーム色の「りんごカラー」だ。1964(昭和39)年製造で、特急車両として活躍しているが老朽化が進み、来年夏に引退予定。長電は、成田空港と都心をつないだJR東日本の成田エクスプレスの車両を来年春に導入する。

 ツアーは弁当付きで大人5900円、子ども5300円。事前申し込みが必要。問い合わせ、申し込みはしなの鉄道営業課へ。

2010/12/10 信濃毎日新聞


沿線食材使った料理をどうぞ しなの鉄道戸倉駅で10日
 
 しなの鉄道沿線の特産食材の料理を駅でどうぞ−。市町村と観光協会などでつくる「しなの鉄道沿線観光協議会」は10日、立食形式の「ガタゴト食市場」を千曲市の戸倉駅で初めて開く。7日、同駅で関係者向けの説明会があり、調理を担当する茅野市のシェフ藤木徳彦さん(39)がメニューを発表した。

 特産食材は蓼科牛(北佐久郡立科町)、白土ばれいしょ(小諸市)、クルミ(東御市)など15品目で、各市町村が推薦した。前菜は佐久鯉(ごい)の薫製、地鶏の肉巻き、長いもや生クリームを包んだパイなど。蓼科牛や千曲市産の豚肉のグリル、ポトフやデザートも振る舞われ、日本酒や地ビールも味わえる。

 地産地消の普及に取り組む藤木さんは「献立に迷うほど食材が良い。信州の食材の良さをいろいろな方に知ってほしい」と話していた。

 参加費1800円。長野駅から専用列車(要予約)を運行する。戸倉駅の待合室に料理を並べ、午後4時半〜8時に営業。料理が無くなり次第終了する。問い合わせは、しなの鉄道営業課へ。

2010/12/08 信濃毎日新聞


しなの鉄道、経常利益が半減

 しなの鉄道は24日、本年度上半期(4〜9月)の輸送実績など経営状況を発表した。輸送人員は前年同期比3・3%減の534万1277人で、通勤・通学定期以外の乗客の減少が響いた。
 経常利益は55・4%減の7635万円余。今後の回復も見込めないとし、本年度通期の経常利益を当初見込みの3790万円余から1千万円に下方修正した。

2010/11/25 信濃毎日新聞


湘南色車両のペーパークラフト しなの鉄道が販売
 
 しなの鉄道(上田市)は、9月から運行している緑とオレンジの「湘南色」169系車両のペーパークラフトセットを販売している。

 細部まで精密にデザイン。紙の部品を切り取り、のりを使ったり、切り込みにはめ込んだりして作る。

 2人の子どもがいる牧さんが「家族で一緒に作って楽しい時間を過ごし、しなの鉄道の車両に親しんでもらいたい」と考え、提案した。実物と同じ3両編成。完成すると、1両あたり長さ13センチ、高さ5センチ、幅4センチほどの大きさになる。

 「電車の運行を支える重要な部分」という車両の床下は、バッテリーや変圧器などの機器を正確に描いた。屋根の上も、パンタグラフや冷房装置、無線のアンテナを忠実に再現している。

 1セット350円。軽井沢、小諸、上田、戸倉、屋代の各駅で販売し、郵送も受け付ける。問い合わせは、しなの鉄道営業課へ。

2010/10/28 信濃毎日新聞


軽井沢−姨捨間に「湘南色」 しなの鉄道が運行へ

 しなの鉄道(上田市)は10月9、10日、軽井沢駅から篠ノ井駅を経由してJR篠ノ井線姨捨(おばすて)駅まで直通の列車を走らせる。秋の棚田や夜景の絶景を楽しんでもらおうと、千曲市や同市観光協会と共同で昨年に続いて企画。今回は初めて、今月18日から運行している緑とオレンジの「湘南色」の169系車両を走らせる。

 9日は臨時快速「おばすて棚田紀行号」を運転。往路は午前10時48分に軽井沢駅を出発。午後0時52分に姨捨駅に到着する。復路は同1時55分に姨捨駅を出発。軽井沢駅に同3時42分に着く。予約不要で乗車券のみで利用できる。

 10日は、バスなどで千曲市内を巡るツアーと組み合わせる。3種類のコースのうち、現在は棚田散策とみそ蔵見学の2コースが申し込み可能。いずれのコースも、同市八幡の長楽寺で、棚田の新米で作ったおにぎりや地元産の小麦「ユメセイキ」を使ったうどんの昼食が付く。姨捨駅からの夜景も楽しめる。軽井沢駅午前9時43分発の専用列車を利用。事前に予約が必要。

 問い合わせはしなの鉄道営業課へ。

2010/09/28 信濃毎日新聞


人気の「湘南色」車両、再び復活 しなの鉄道が運行へ

 しなの鉄道(上田市)は現在運行している169系車両のうち1編成の車体を緑とオレンジの「湘南色」に塗り替え、9月18日から運行する。2008年9月〜09年3月に続いて2回目の「人気カラー」復活となる。

 県やJR各社が10月に始める「信州デスティネーション(目的地)キャンペーン」に合わせ、同社や沿線9市町、商工団体でつくる「しなの鉄道活性化協議会」が企画した。169系は国鉄時代、旧信越本線横川−軽井沢間の碓氷峠で、電気機関車と協調して運転できる急行型車両として登場。湘南色の塗装で急行「信州」などで活躍した。現在は全国でしなの鉄道のみが4編成を保有し、赤とグレーの塗装で運行している。

 湘南色列車の運行時刻は日によって異なるため、同社ホームページに掲載する。臨時や団体列車でも随時運行する。9月18日は、午前10時〜正午に上田市常田の同社本社前で、撮影会や連結ショーなどのイベントがある。午後は有料試乗会を上田−軽井沢間で行い、当日、本社前で午前10時半から受け付ける。先着100人。問い合わせは同社営業課。

2010/08/28 信濃毎日新聞


しなの鉄道:小諸−軽井沢で増便、上下42→55本 活性化へ実証運転 /長野

 しなの鉄道(上田市、浅海猛社長)は1日から、小諸−軽井沢駅間で上り7本、下り6本を増便し、これまでの上下線計42本から55本に輸送力が増強された。軽井沢駅の新幹線との接続時間も最大46分短縮、平均10分台に改善された。鉄道活性化を目指す地元自治体などによる協議会が策定した連携計画に基づき、12年度まで実証運転として行う。

 同鉄道の運行本数は軽井沢寄りの区間が少なく、篠ノ井−小諸間は1日に上下線67本だが、小諸−軽井沢間は42本にとどまっていた。このため、同区間を増便することで利便性を向上させ、利用者増につなげる狙いだ。

 今年度の増便の事業費は3260万円。半分は国の補助で、残りは小諸市、軽井沢町、御代田町の3市町が負担する。この日の出発式で、佐藤雅義・軽井沢町長は「増便効果で新幹線とのアクセスが良くなれば未利用者の開拓につながる。地域の足として環境負荷の軽減、渋滞解消にもなる」と期待した。

2010/08/03 毎日新聞長野版


しなの鉄道、小諸−軽井沢で13本増便 利用促進や沿線の活性化狙い

 しなの鉄道(上田市)は1日から、小諸−軽井沢間の普通列車を上下線で計13本増便した。利用促進や沿線の活性化が狙い。北佐久郡軽井沢町のしなの鉄道軽井沢駅で、増便列車の第1便の出発に合わせて出発式が開かれた。

 増便は、午前11時台から午後9時台に出発する13本で、従来便と合わせ同区間は1日55本となる。同駅での長野新幹線としなの鉄道の接続時間を最大46分短縮した。待ち時間は6〜44分になる。

 増便は同社や沿線9市町、商工・観光団体でつくる「しなの鉄道活性化協議会」が同社に委託して実施。事業費3260万円の半額を国補助金で賄い、残りは増便列車が走る小諸市と同町、同郡御代田町が負担する。

 出発式には、3市町の首長と議会議長、同社の浅海(あさみ)猛社長が出席。浅海社長は「しなの鉄道の利用者は減少傾向だが、増便で活性化を図りたい。首都圏から(沿線)地域への誘客にも期待している」とあいさつ。出席者によるテープカットの後、第1便が酒井彦弥・軽井沢駅長の合図で小諸駅(小諸市)に向かって出発した。

2010/08/02 信濃毎日新聞


制服姿のキューピー人形 しなの鉄道がストラップ3種
 
 しなの鉄道(上田市)は、同社の駅長、女性駅員、施設を保守管理する技術センター員をあしらった3種類の人形の「オリジナルキューピーストラップ」を作り、主要駅で販売している。県やJR各社が10月に始める誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン」に合わせた企画。同社は「普段乗車する機会の少ない人に興味を持ってもらうきっかけにしたい」としている。

 3種類とも実際の制服を忠実に再現。駅長や女性駅員が身に着けているネクタイ、技術センター員の安全チョッキのデザインなど、細部までこだわった。女性駅員は同社で働く1人の駅員をイメージしたという。

 千個ずつ作り、1個500円。軽井沢、小諸、上田、戸倉、屋代の各駅で販売している。問い合わせは同社営業課へ。

2010/07/29 信濃毎日新聞


しなの鉄道8月から増便 土・休日フリーきっぷも

 しなの鉄道(上田市)は27日、8月1日からダイヤを改正すると発表した。軽井沢−小諸間で上下合わせて13本を増便し、55本とする。これにより軽井沢駅での長野新幹線との接続が現在より最大46分短くなり、待ち時間は6〜44分になる。このほか、家族での利用を増やす目的の割引切符「いいこの旅 土・休日フリーきっぷ」を新たに設ける。

 同鉄道と沿線の9市町や商工団体などでつくる「しなの鉄道活性化協議会」が27日、上田市内で開いた会合で決定。小諸−篠ノ井間に比べて本数が少ない軽井沢−小諸間で需要を掘り起こすため、増便する。

 フリーきっぷは、土・日曜や祝日に、軽井沢−篠ノ井間のしなの鉄道全線の普通と快速が1日乗り放題になる。大人1500円に対し、小学生は150円と格安にした。厚紙の「C型硬券」(縦6・5センチ、横5・7センチ)で販売する。利用期間は今月29日から7月11日まで。

2010/05/28 信濃毎日新聞


しなの鉄道が観光快速を運行へ 東御市満喫コースも

 しなの鉄道(上田市)は大型連休に合わせて5月3日から5日まで、軽井沢−屋代間で観光快速列車「いろどり軽井沢号」を走らせる。JR東日本長野支社のイベント用車両「いろどり」を使用。5日は、「東御市満喫コース」と題し、田中駅に1時間20分停車して同市の北国街道・海野宿を訪れるようにするなど、沿線や車内でさまざまなイベントを用意した。

 1日2往復。下りは軽井沢午前10時48分発と午後4時半発。上りは屋代午前9時25分発と午後3時14分発。車両は6両編成で、普段は団体旅行などに使われる。今回は全席自由で、乗車券のほかに特別車両券500円が必要になる。上田電鉄(上田市)別所線上田駅長の春原貞良さん(62)が乗り込み、車内でハーモニカを演奏する列車もある。

 東御市満喫コースは軽井沢午前10時48分発の下り1本。田中駅に停車中に海野宿に向かい、30分ほどの散策などに参加できる。

 このほか、5月1〜5日、軽井沢−小諸間に快速「軽井沢ホリデー号」を上下9本ずつ走らせる。問い合わせは、しなの鉄道上田駅へ。

2010/04/28 信濃毎日新聞


花の名所の記念入場券 しなの鉄道が発売
 
 しなの鉄道(上田市)は、「四季の旅情記念入場券」を初めて企画し、第1弾の「春の花編」を販売している=写真。上田駅は上田城跡公園の桜、小諸駅は懐古園の桜、屋代駅は千曲市・あんずの里の写真を使うなど、6駅分を1種類(千枚)ずつ用意。今年はさらに秋編を作り、標高差がある沿線の多様な四季を楽しんでもらう計画だ。

 春の花編はほかに、軽井沢駅のサクラソウ、大屋駅(上田市)の駅舎に覆いかぶさるように咲く桜、信濃追分駅(軽井沢町)のホームから楽しめるオオヤマザクラがある。それぞれの入場券に駅名表示板の写真と、花の見ごろの時期を載せた。

 大人と子どもの券がセットになって1枚270円。軽井沢、小諸、大屋、上田、戸倉、屋代の各駅で6種類を販売している。17日は、しなの鉄道上田駅コンコースで上田城千本桜まつりに合わせたバザーを開催。6種類をすべて購入すると、先着100人にオリジナル台紙をプレゼントする。問い合わせは同鉄道上田駅へ。

2010/04/15 信濃毎日新聞


フリー切符:軽井沢−湯田中間で発売 鉄道3社が協力 /長野

 しなの鉄道(上田市)と長野電鉄(長野市)、JR東日本長野支社(同)の3社が、軽井沢−湯田中間で2日間乗り降り自由の「軽井沢・小布施フリーきっぷ」を発売した。しなの鉄道と長野電鉄がこれまで同様の切符を発売していたが、今年からJRが新たに加わり、長野−篠ノ井間も乗り降り自由の対象になった。長野電鉄運輸課では「利便性も高まり、ぜひご利用を」と呼びかけている。

 同切符は05年から発売。これまで長野−篠ノ井間が対象にならず、乗り継ぎに篠ノ井線を有料で利用しなければならなかった。同課によると、乗客アンケートで「長野−篠ノ井間も加えてほしい」と要望が多かったことに加え、今年は「信州デスティネーションキャンペーン」が開催されることもあり、JR側が協力したという。

 切符は対象区間の普通・快速電車が対象で大人3500円、小児は半額。年末まで販売する。
 
2010/04/13 毎日新聞長野版


フリーきっぷ」2種類発売へ 私鉄3社とJR東日本

 しなの鉄道(上田市)、上田電鉄(同)、長野電鉄(長野市)、JR東日本長野支社は、連携して2種類の「フリーきっぷ」を4月1日に発売する。県、JR各社などが今年秋に行う観光誘客企画「信州デスティネーションキャンペーン」に向け、観光客の長期滞在や県内周遊につなげる企画。乗客増加による地方鉄道の活性化も狙う。

 「軽井沢・小布施フリーきっぷ」は、しなの鉄道と長野電鉄全線、JR信越本線篠ノ井−長野間で使える。有効期間は2日間。大人3500円、小学生1750円。しなの鉄道と長野電鉄の有人駅で、12月31日まで扱い、来年1月1日まで利用できる。

 しなの鉄道、上田電鉄別所線、長野電鉄屋代線で使える「千曲川湯っくりフリーきっぷ」は初企画。有効期間は原則1日だが、宿泊証明がある場合は2日間利用できる。大人2500円、小学生1250円。しなの鉄道の有人駅、長野電鉄屋代線の松代、須坂、上田電鉄別所線の上田、下之郷、別所温泉の各駅で発売する。5月5日までと、9月18日から来年1月10日までの期間に取り扱う。利用は両期間とも発売最終日の翌日まで。

2010/03/31 信濃毎日新聞


平成22年2月22日記念 上田電鉄としなの鉄道が入場券
 
 上田市の上田電鉄別所線としなの鉄道は、2が五つ並ぶ平成22年2月22日にちなみ、同日から記念入場券を販売する。数字の並びが特徴的な日に切符を買う鉄道ファンが多いため、両社がそれぞれ企画した。

 2月22日は、ペットフード工業会が制定した「猫の日」でもある。上田電鉄は別所線の下之郷駅にいた猫の写真を台紙にした。入場券は厚紙製の「B型硬券」。上田、下之郷、別所温泉駅の大人用と別所温泉駅の小学生用の4枚1セットで、この3駅で発売する。1セット600円で222セットを用意した。記念入場券は22日のみ有効。

 しなの鉄道は、B型より縦が5ミリ長い厚紙製の「A型硬券」で、主要駅の軽井沢、小諸、上田、戸倉、屋代で、各駅500枚を販売する。大人用1枚180円。記念入場券を発売する5駅のどこでも、他の4駅分を買える。有効期間は12月31日まで。

 問い合わせは上田電鉄運輸部、しなの鉄道営業課へ。
 
2010/02/18 信濃毎日新聞


しなの鉄道、活性化協議会が「利用促進キャンペーン」

 しなの鉄道(上田市)の本年度第3四半期(2009年10〜12月)の1日当たりの輸送人員数が前年同期比4・4%減の2万6948人にとどまった。特に定期利用者を除く輸送人員が同11・7%減の7352人だった。景気低迷の影響が大きいとみられる。沿線9市町や商工団体などでつくる「しなの鉄道活性化協議会」と同社は15日、「しなの鉄道電車利用促進キャンペーン」を始め、社員らが全18駅で利用を呼び掛けるチラシを配った。

 同社経営企画課によると、定期外利用者の1日当たりの輸送人員数は、本年度上半期(09年4〜9月)は前年同期比2・7%減の9153人。10月以降は「軽井沢、テクノさか
きなどの駅利用者の減少が目立つ。観光だけでなくビジネス利用の落ち込みが続いている」としている。

 一方で、第3四半期の通勤定期利用者の1日当たりの輸送人員数は前年同期比1・0%減、通学定期利用者は同1・5%減だった。

 しなの鉄道の輸送人員は1997年10月の開業以来減り続けている。同協議会は、輸送人員の減少に歯止めをかける施策を盛り込んだ「総合連携計画」の策定を進めている。

信濃毎日新聞 2009/02/16


鉄道トラブル:架線凍結 JR各線、しなの鉄道は順次復旧 /長野

 架線凍結などで運休や遅れが相次いだ県内のJR各線、しなの鉄道は13日、順次復旧した。しなの鉄道は運転を見合わせていた小諸−軽井沢間で同日午後6時から運転を再開。この日は約1900人に影響が出た。JRは大糸線の信濃大町−南小谷間が午前6時過ぎ、中央東線の塩尻−辰野間は午後4時過ぎに運転を再開。約270人に影響した。【

2010/02/14 毎日新聞長野版


鉄道トラブル:JRと私鉄、2日連続で架線着氷 /長野

 ◇運休や遅れ、1万5000人に影響

 県内は12日、全域で気温が上がらず、JR各線やしなの鉄道では前日に続いて架線への着氷による運休や遅れが相次ぎ、約1万5000人に影響が出た。

 長野地方気象台によると、12日の最高気温は軽井沢でマイナス2・9度▽長野1・5度▽松本1・7度などと冷え込んだ。

 JR中央東線は、塩尻−岡谷間で午前7時ごろに着氷が確認され、上下線で一時運転を見合わせ。下り線は午前9時ごろ、上り線は正午ごろに運転を再開した。

 しかし松本発新宿行の特急スーパーあずさ4号(12両編成・乗員乗客約150人)が、みどり湖駅付近で約3時間半停車した後に塩尻駅に引き返すなど、特急・普通合わせて計43本が全面・部分運休。約7000人の足に影響が出た。また辰野線は塩尻−辰野間、大糸線は信濃大町−南小谷間で終日運転を見合わせ、約1000人に影響が出た。

 また、しなの鉄道は小諸−軽井沢間で終日運転を見合わせ、上下線で計42本が運休。約7000人に影響が出た。同社はバスによる代替輸送を実施したが、13日も少なくとも正午まで同区間で運転を見合わせる予定。【

2010/02/13 毎日新聞長野版


鉄道トラブル:架線凍結、電車運休相次ぐ 長野地方気象台、着氷注意報を発令 /長野

 県内全域で冷え込んだ影響で、10日から11日にかけて降った雨や氷あられが凍結し、JR各線やしなの鉄道では、鉄道の架線に着氷して電気が供給できず、電車の運休が相次いだ。架線の凍結による運休は珍しいという。長野地方気象台は11日午前、県内全域で着氷注意報を発令。12日にかけても架線や路面が凍結しやすい状況が続くとして注意を呼び掛けている。

 しなの鉄道は、10日夜、軽井沢−滋野駅間で架線が凍結。上下線計5本が運休し、4本に最大90分の遅れが出た。11日は軽井沢−小諸駅間で始発から終日運転を見合わせた。
同社によると、架線凍結による運休は04年3月18日(軽井沢−小諸駅間)以来という。

 JRは、大糸線の信濃大町−南小谷駅間と、中央東線の塩尻−辰野駅間で11日、それぞれ終日運転を見合わせた。大糸線の穂高−信濃大町駅間は、始発から運転を見合わせたが、氷の除去作業を行い、同日午前8時50分に運転を再開した。JR東日本長野支社によると、08年2月26日にも大糸線の信濃大町−南小谷駅間で、架線の凍結により終日運転を見合わせた。

 同気象台によると、12日は県北部で断続的に雪が降りやすく、中部・南部は次第に天候が回復する見込み。

2010/02/12 毎日新聞長野版


架線凍結で列車運休 しなの鉄道、大糸線、中央東線

 県内は11日、広い範囲で雨や雪となり、日中も気温が上がらずに各地で鉄道の架線が凍結、しなの鉄道とJR大糸線、中央東線は一部区間で終日、運転を見合わせた。長野地方気象台は、本州南岸を通る低気圧の影響で12日明け方にかけ中部を中心に大雪の恐れがあるとして、上田、佐久、松本、乗鞍上高地、諏訪の各地域に大雪注意報を出した。低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、北部を中心に雪が降る見込みだ。

 しなの鉄道は10日夜から軽井沢−滋野間で架線が凍結。手作業で着氷を除去したが追いつかず、11日も軽井沢−小諸間で終日運転を見合わせ、上下計42本が運休。約2600人に影響が出た。同区間はバスで代替輸送した。12日は同区間で上りが午前9時ごろまで、下りは同10時ごろまで運行を見合わせ、バスで代替輸送するとしている。

 JR東日本長野支社によると、大糸線は穂高−南小谷間で架線が凍結。11日は着氷の除去作業で上下線の普通列車23本が運休、17本が部分運休し、約850人に影響した。12日も除去作業のため、信濃大町−南小谷間は午前5時台の始発から同7時台発まで上下の普通計6本を運休する。

 中央東線も塩尻−辰野間が架線凍結で終日通れず、上下の普通18本が運休し、7本が部分運休。約200人に影響が出た。12日は始発から通常運転する予定という。

 同気象台によると、12日午後6時までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で中野飯山地域30センチ、長野と大北地域の山沿い、上田地域の菅平周辺と佐久地域で20センチ、松本地域の聖高原周辺と乗鞍上高地地域で15センチなど。

信濃毎日新聞 2009/02/12


2009年の新聞スクラップ

戻る